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第13章 身体計測～その日の昼休み～　【碧里編】

　その日の昼休み、碧里は校長室の扉をノックしていた。

　もちろん、先ほどの暴挙について、報告と抗議をするためだ。

　しかし、いくらノックしても、中から返事はない。

　碧里が諦めてその場を離れようとしたとき、廊下の向こうから坂本校長の姿が現れた。



　坂本は「私に何か用事かな」と言いながら、足早に近づいてくる。

　内心色々な感情が渦巻いていた碧里だったが、それでも礼儀だけは忘れてはいけないと思い、深く一礼した。



　坂本は満足げな笑みを浮かべると、扉を開け、碧里を招き入れる。

　碧里は「失礼します」と言って、室内へ入った。