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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第15章 保健の授業~性教育~ 【碧里編】
 悩む碧里に向かって、わざとらしく煽るような口調で杉浦が言う。

「じゃあ、残念だけども、赤点と補習と呼び出しが確定だ。これでいいな?」

 次の瞬間、碧里が叫んだ。

「ま、待ってください!」

「お、やる気になったか?」

 嬉しそうに身を乗り出して言う杉浦。

 多くの男子も同じ様子だった。

 碧里は早くも頬を染めつつ、おずおずと尋ねる。

「そ、その……。相手を私が選んでもいい……と、そういうことですよね?」

「ああ、そのとおりだ」

 杉浦の答えを聞くと、碧里は大きく深呼吸をしてから、窓の方向へ身体の向きを変える。

 自分の方は向かず、前を向いている柳瀬の姿が、碧里の目に飛び込んできた。




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