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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第16章 保健の授業~脱衣と準備~ 【碧里編】
 しっかりとした返事は二人から返ってこなかったが、全く気にする素振りも見せずに杉浦がさらに言う。

「では、早速二人には実技を開始してもらおう。まずは、正常位からで。授業で教えた通り、前戯から始めるように。前戯をたっぷりするか、すぐに終わらせるかは、二人にお任せしよう。では、始め!」

 大きな声で号令をかけた杉浦だったが、碧里と柳瀬はお互いに顔を見合わせるばかりで、全く動かない。

 いや、動けないのかもしれなかった。

 全裸で身体の一部を隠したまま、顔を見合わせたり、きょろきょろしたりするばかりの二人を見て、杉浦が再び口を開く。

「おいおい、二人とも、さっさと前戯を初めてくれないと、時間が間に合わないぞ。授業時間内に終わらなければ、せっかくここまで進めた準備が全て台無しになるだろ。まさか、この期に及んで、まだ迷ってるんじゃないだろうな。もう賽は投げられたんだ。後はただ、早く前戯を開始して、セックス本番に移ってゆく、それしかないだろ」

 こう言われて、覚悟を決めたのか、柳瀬が碧里にだけ聞こえるほどの小声で言った。

「ごめん、そこに腰を下ろしてくれるかな」

 碧里にはまだ迷いがあったものの、今さらどうすることもできないので、こくりと頷くと、黙って従う。

 柳瀬も一緒に腰を下ろし、碧里と座って向き合う体勢となった。

 碧里の心臓は早鐘のように打っている。




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