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潮騒
第11章 正一郎の帰還 ー白波ー
夜、久々の夫婦の時間が訪れる。
郁男に乳をやって、布団の端に寝かしつけると、隣の布団の上に座して待っていた正一郎に組み敷かれる。
ゆうに一年以上空いている。
それでも、互いの身体を忘れることはなかった。
「…あんまり触らんとって…乳が出る…」
キュッと摘まれると、以前は快感でピンと硬く立った乳首は、じわ、と白い乳が滲む。
菊乃は顔を背け、下唇を噛む。
滲んだ乳を舐め取り、正一郎は手を下腹部に這わせた。
舐めて濡らした指で、菊乃の敏感な部分を優しく触る。
「んッ…はァッ…」
正一郎の指の動きに応えるように、じわじわと湿り気を帯びてくる。
正一郎によって開かれた花は、二度の出産を経て、昔の硬く閉じた貝の面影はすでにない。
濡れて開いた花弁の頂点に、赤く熟れた果実が光る。熟れた果実と滴る蜜を見せつけて虫を誘う食虫植物さながらに、正一郎を誘う。
潤いを指で掬ってはその果実に擦り込むと、ピクピクと反応する。
入り口に添えた指すらも呑み込もうとするその動きに、ごくりと生唾を飲み、正一郎は下帯を解いた。
郁男に乳をやって、布団の端に寝かしつけると、隣の布団の上に座して待っていた正一郎に組み敷かれる。
ゆうに一年以上空いている。
それでも、互いの身体を忘れることはなかった。
「…あんまり触らんとって…乳が出る…」
キュッと摘まれると、以前は快感でピンと硬く立った乳首は、じわ、と白い乳が滲む。
菊乃は顔を背け、下唇を噛む。
滲んだ乳を舐め取り、正一郎は手を下腹部に這わせた。
舐めて濡らした指で、菊乃の敏感な部分を優しく触る。
「んッ…はァッ…」
正一郎の指の動きに応えるように、じわじわと湿り気を帯びてくる。
正一郎によって開かれた花は、二度の出産を経て、昔の硬く閉じた貝の面影はすでにない。
濡れて開いた花弁の頂点に、赤く熟れた果実が光る。熟れた果実と滴る蜜を見せつけて虫を誘う食虫植物さながらに、正一郎を誘う。
潤いを指で掬ってはその果実に擦り込むと、ピクピクと反応する。
入り口に添えた指すらも呑み込もうとするその動きに、ごくりと生唾を飲み、正一郎は下帯を解いた。