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第18章 露わになる２つの心

次の日、いつもより多少寝過ごした雅。

「…！？やっば…」

そうしてゆっくりとベッドから降りると急いで朝食を作り出す。

その毎日の変わらない音を聞いて結翔も起きてくる。

「おはよう」
「あ…ごめんなさい…寝坊しちゃって…すぐ作るから！」
「大丈夫。俺先にシャワー浴びてくるから」

そういいながら浴室に向かった結翔。
その背中を見つめながら大きく深呼吸した。

「今日は…言わなくちゃ…昨日の事…昨日までのこと…」


結翔の返事が…

結翔の答えが…


今はただただ雅自身、怖くて仕方なかった。