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第18章 露わになる２つの心

30分位か…
ガタンと言う音と同時に結翔は浴室から出てきた。

「うわ…旨そう」
「どうぞ…」
「いただきます！」

そうして手を合わせて食べ始めた結翔。
どんどんと食べ進めていく。

「うん、うんめ…」
「…あのね？」
「あぁ、昨日の話？何だった？」
「…ｯ」

ただカチャカチャと食器の当たる音だけの中…雅の耳にはうるさいほど自分の鼓動がドクドクと脈打っていた。


言わなきゃ…

言わなくっちゃ…

ちゃんと…今しかないのに…

言葉が見つからない…


そんな雅を見つめながら食べていく結翔。