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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第21章 ひとりぼっちの夜
『…雅?』
「ごめんなさい…!そんなに遅いなんて…寝れてないね…」
『まぁね、1人のベッドには広すぎるしな』
「…え?」
『いや、何でもねぇ』
そう言うと直後に軽い寝息が雅の鼓膜をくすぐった。
「もう少し…ゆっくり寝て?お休み」
『……スー……スー…』
そうして再度眠ってしまった結翔に対して雅は通話を切ってうつむいた。
嬉しかった。
声が聞けたた
だそれだけなのに…
こんなに満たされる。
でもこのままじゃ
私結翔君の負担じゃないかな…
そう考えてしまった雅は満ちる温もりの合間に小さな隙間を見つけた…
「ごめんなさい…!そんなに遅いなんて…寝れてないね…」
『まぁね、1人のベッドには広すぎるしな』
「…え?」
『いや、何でもねぇ』
そう言うと直後に軽い寝息が雅の鼓膜をくすぐった。
「もう少し…ゆっくり寝て?お休み」
『……スー……スー…』
そうして再度眠ってしまった結翔に対して雅は通話を切ってうつむいた。
嬉しかった。
声が聞けたた
だそれだけなのに…
こんなに満たされる。
でもこのままじゃ
私結翔君の負担じゃないかな…
そう考えてしまった雅は満ちる温もりの合間に小さな隙間を見つけた…