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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第30章 ギフト

どうしよう…
いいのかな…
そう思いながらもふと目を奪われた1本のリングだった。
「どうした?」
「これ…」
「赤…い糸?」
そう、雅が目を止めたのはリングに本物の赤い糸が埋め込まれたリングだった。
「これにする?」
「…でもッ」
「これがいいならこれにするか?」
そういいながら結翔は店員を呼んだ。
「すみません、これ出して貰っていいですか?」
「はい、少々お待ちください?」
そうしてすぐに開けてくれた店員。サイズは…と聞かれた2人。
「俺…ん?どうだろ」
「私7か8号かな…」

