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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第31章 告白

なんて事のない会話。
この状態が続いたら幸せだけど。
そんなにうまく行くのだろうか…
どこかで聞いたことがある。
『友情と恋愛を天秤に掛けた時、ほんの少し恋愛が勝ってる方がいい』
と。
それが本当かどうかなんて解らない。
そんなことを考えていると陽は手をぶんぶんと掴んできた。
「…ゃび!雅ったら!聞いてる?」
「ふぇ?何?」
「もう…ケーキ前から言ってるところので良い?」
「ん!」
そうして向かった先は例の店、【Sebastian】だった。
「いらっしゃいませ」
「かわいいね!」
「ん、だね!」

