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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第10章 触れる手の温もり
「うん…渡されて…」
「1つ聞いて良い?」
「…はい」
「さっきのタイミングで言わなかったのはわざと?それとも忘れてた?」
「忘れちゃってて…」
「んな訳ないじゃん。2時間も3時間も前じゃないでしょ。」
「そうだけど。」
「…ハァ…」
ため息を吐きながら結翔は雅の横に腰を下ろし、髪を拭きながら顔をのぞきこんだ。
「何、それとも俺と居るより和のがいいって?」
「そんな事言ってない」
「じゃぁなんで連絡先もらった事言えねぇの?」
「…それは…」
「もういいや。ごめん。」
「1つ聞いて良い?」
「…はい」
「さっきのタイミングで言わなかったのはわざと?それとも忘れてた?」
「忘れちゃってて…」
「んな訳ないじゃん。2時間も3時間も前じゃないでしょ。」
「そうだけど。」
「…ハァ…」
ため息を吐きながら結翔は雅の横に腰を下ろし、髪を拭きながら顔をのぞきこんだ。
「何、それとも俺と居るより和のがいいって?」
「そんな事言ってない」
「じゃぁなんで連絡先もらった事言えねぇの?」
「…それは…」
「もういいや。ごめん。」