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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第10章 触れる手の温もり
そう呟きながら着替えをして何も考えないで歩き出した。
「おい…」
「ッ…!!」
突然呼び止められた。まさかそこにいるとも気付いていなかった雅はビクっと一気に緊張した。
「まださっきの話終わってねぇんだけど?」
「あの…」
「逃げんの?」
「逃げてるわけじゃないです…だけど」
…言えるの?
私たちのことが宮田君にバレたって…
言える?
そのかわりにって渡されてどうしたらいいか解らないままもって来ちゃった…
そんな事
言えないよ……
「また余計なこと考えてる」
「おい…」
「ッ…!!」
突然呼び止められた。まさかそこにいるとも気付いていなかった雅はビクっと一気に緊張した。
「まださっきの話終わってねぇんだけど?」
「あの…」
「逃げんの?」
「逃げてるわけじゃないです…だけど」
…言えるの?
私たちのことが宮田君にバレたって…
言える?
そのかわりにって渡されてどうしたらいいか解らないままもって来ちゃった…
そんな事
言えないよ……
「また余計なこと考えてる」