この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いとかなし
第14章 おもいねに わがこころから
「そっか…心配ですよね、俺も去年実家で飼ってた猫が死んで…あ…」

禁句の言葉を零したことに慌てて口に手を当てる賢都。

「ううん、いいから」

「…老衰だったんですけど、まだあっちにいたから死ぬ間際に会えなくて…懐く猫じゃなかったんですけど、やっぱり居なくなると寂しい」

「うん…」

「でも、老衰だったんで苦しむ事は無かったのが救いかな」

ふゆも老衰だろう。

「糸さん、きっとふゆは糸さんにお別れを言わせてくれますよ」

にこっと笑ってみせる賢都に心が和む。

チェックの終わった資料をコピーして纏め、あとはプレゼンに臨むだけだ。

「絶対取りますよ!そしたらご飯に行こうね!」

頼もしい賢都に、糸は大きく頷いた。

「鴻上さん、携帯鳴ってるよ?」

同僚がそう言って糸を呼んだ。
/232ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ