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いとかなし
第18章 ますらおも かくこいけるを
きっぱりと、はっきりと、啓司の瞳を見つめ返して応えた。
「うん…ごめん、ごめんね」
通話の切れたスマホはすぐ啓司の手に渡り、ブランケットの渦の中に落とされた。
音も立てずに静かに横たわるスマホを見送る。
「…ぁの…何か言って…?」
「糸が好きだ」
「私も、ッン」
返事はキスに呑み込まれる。
「…ぅふっ…ンンッ…」
性急に唇を割って入ってきた啓司の舌に糸は自ら迎えにいく。
ねっとりと舌を絡め会い、糸は背伸びをして啓司の首に両手を回した。
「ふぁ…ぅっ…ゃ、だぁ…」
離れていく啓司の唇を糸は必死に追い求める。
「ここでする?外から見られてもいいの?」
「やだっ…けどっ…今は…離れたくないっ…」
「うん…ごめん、ごめんね」
通話の切れたスマホはすぐ啓司の手に渡り、ブランケットの渦の中に落とされた。
音も立てずに静かに横たわるスマホを見送る。
「…ぁの…何か言って…?」
「糸が好きだ」
「私も、ッン」
返事はキスに呑み込まれる。
「…ぅふっ…ンンッ…」
性急に唇を割って入ってきた啓司の舌に糸は自ら迎えにいく。
ねっとりと舌を絡め会い、糸は背伸びをして啓司の首に両手を回した。
「ふぁ…ぅっ…ゃ、だぁ…」
離れていく啓司の唇を糸は必死に追い求める。
「ここでする?外から見られてもいいの?」
「やだっ…けどっ…今は…離れたくないっ…」