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いとかなし
第21章 きみにより おもいならいぬ

「啓司の手、好き…この手を離さなくて良かった」
ざぶっと波立って湯船から溢れたお湯、糸と啓司の間にはもう何もない。
「ンッ…ふっ…」
啓司の手が脇腹を擽りながら落ちて行く。
「だ、だめ!」
明らかに不服そうな表情を露わにする啓司。
「なんで?」
「明日も会社だし…」
「俺も仕事だよ」
お風呂に入る前、時計はまだ早い時間だったはず。
それでも糸は首を縦に振ろうとしない。
「手加減するから」
「…一回?」
「5回」
言い切る啓司に糸はみるみる顔を染める。
「だめ!そんなにされたら…」
「されたら?」
「〜〜っ、とにかくしない!っふあ…」
ざぶっと波立って湯船から溢れたお湯、糸と啓司の間にはもう何もない。
「ンッ…ふっ…」
啓司の手が脇腹を擽りながら落ちて行く。
「だ、だめ!」
明らかに不服そうな表情を露わにする啓司。
「なんで?」
「明日も会社だし…」
「俺も仕事だよ」
お風呂に入る前、時計はまだ早い時間だったはず。
それでも糸は首を縦に振ろうとしない。
「手加減するから」
「…一回?」
「5回」
言い切る啓司に糸はみるみる顔を染める。
「だめ!そんなにされたら…」
「されたら?」
「〜〜っ、とにかくしない!っふあ…」

