この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いとかなし
第6章 君ならで誰にか見せむ
寝返りをうとうとして、足元の重しに身を起こすと、そこにいたのははれだった。

時計を見ると午前三時を回っていた。

喉の痛みはだいぶ引いていて、汗ばんだ体を拭きたくて静かに部屋を出るとはれも付いてきた。

「起きた?」

階段を下りる手前で啓司が部屋から出てきた。

「あ、まり…っ…さ…ごめ…」

「喋らなくていいよ」

そう言うが早いか、啓司は糸を横抱きに抱き上げた。

ダイニングの椅子に座らせると、冷蔵庫から卵豆腐を取り出した。

つるりとした喉ごしであっという間に平らげる。

蒸したタオルを手渡され、体を拭いて着替えるとまた抱き上げられる。

そっと布団に下されると、糸は言葉に出来ない代わりに啓司を見つめた。
/232ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ