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真珠浪漫物語
第14章 真夜中の薔薇
皆が寝静まった深夜…今夜も梨央は綾香の部屋の扉をノックする。
小さな密やかな音…。
けれど、綾香は決して聞き逃さず、すぐに扉を開けてくれる。

「…いらっしゃい、梨央」
その妖艶な誰もが見惚れずにはいられない美しい微笑と共に…。


「…あ…ああ…んっ…おねえ…さ…ま…」
「…梨央…気持ちいい…?」
「…いい…っ…すご…く…」
綾香は優しく微笑み、更に愛撫を加える。
「もっと気持ちよくなって…?梨央…」
「…あっ…ん…!…い…いい…っ…」
「…可愛い私の梨央…すごく綺麗よ…」

綾香は梨央の白いネグリジェが殊の外、お気に入りのようだ。
「…子供っぽいからお姉様みたいな赤や黒が着たいわ」
とねだった時、真っ先に反対した。
「ダメ。梨央はこの白いネグリジェが1番似合うの。…清らかで…美しくて…なのに中身は…すごくいやらしい…」
…と言い、言い返そうとした梨央の唇を塞いでしまった。


綾香は梨央が自分でネグリジェを脱ぐことを許さない。
ゆっくりとその美しく長い指で、釦を一つずつ外す。
外しながらも、ネグリジェ越しに梨央の乳房をそっと愛撫することを忘れない。

「…あ…っ…ん…!」
綾香に触れられただけで、身体の奥底から湧き上がる快美感に梨央は声を上げる。
「…もう感じたの…?」
「…だって…お姉様…ん…っ…」
梨央はネグリジェを握りしめながら我慢をする。
余りに早く感じてしまうのが恥ずかしいからだ。
そんな梨央を知りつつ、綾香は焦らすように釦を外す。
ようやく五つ目の釦が外れた時、綾香はネグリジェの胸元を掻き分け、直に乳房に触れてくれた。
「…あっ…んん…っ…」
梨央の薄い、しかし、きめ細やかな練絹のように美しい白い肌と近ごろはラズベリーのように赤く色づき始めた乳暈をじっくりと見つめ、丸く円を描くように愛撫を始める。
「…綺麗だわ…ここが…」
綾香は赤く色づいたしかし、可憐な乳暈を軽くつねる。
「あっ…!…や…ん…っ」
電流が走るような快感が身体を駆け巡る。
「…すごく赤く熟れてきたわね…ほら…見て、梨央…」
綾香は乳房全体を持ち上げ、色づく乳暈を梨央に見せようとする。
梨央は一度は素直に目をやったが、果実のように赤く色づく自分の乳暈に身体が燃え上がるような羞恥を感じ、
「…いや…はずかし…」
と、いやいやをした。
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