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第15章 Under The Rose

初めて結ばれた二人の夜は果てしなく続いた。
綾香はもはや快楽に翻弄され、息も絶え絶えになり譫言のように許しを乞う梨央を決して解放しようとしなかった。
「…お姉様…もう…むり…もう…できない…」
「まだよ…梨央…もっと貴方に私の印を刻みつけなくては…貴方が私以外の人に目移りしないように」
「…そんな…酷いわ、お姉様…！私がお姉様以外の人を好きになる訳ないのに…！」
梨央は涙ぐむ。
「…本当に…？梨央」
梨央は綾香に組み敷かれたまま喘ぐように呟く。
「お姉様…梨央がもし、お姉様を裏切ったら…殺して…」
「…梨央…」
「梨央はお姉様のものだから…お姉様になら殺されたい…」
「梨央…！こんなに愛しい貴方をどうやって殺せるの？…でも…今、貴方を死ぬほど愛してあげるわ…」
綾香は優しい悪魔のように囁いた。
「…うれしい…！」
「梨央…さあ、もっと私を感じて…もっと自分から動いてみて…」
綾香は梨央を引き上げ、向かい合わせに抱き合う。
梨央は綾香に誘われて、夢うつつの表情で健気に腰をゆらめかせる。
梨央の透き通るように白く未成熟な乳房が淫らに揺れる。
綾香はその乳房を愛しげに愛撫し、梨央を悶えさせる。
「…んっ…おねえ…さま…もう…がまんできな…気持ちよすぎて…ああっ…」
「…どこが気持ちいいの…？梨央」
「…お姉様の…と…梨央の…が…あたって…たまらな…い…んっ…！…は…あっ…ん…」
酩酊しているような、うつつの状態のまま、梨央は淫らな言葉を譫言のように呟く。
綾香に与えられる快楽は余りに密度が濃く、終わりがない。
「…も…ゆるして…お姉様…おねがい…イカせて…」
梨央は泣きながら綾香に懇願する。
綾香は梨央の美しい髪にキスをする。
「よくがまんできたわね。いい子にはご褒美をあげる」
綾香は梨央を抱きしめながら、緩やかに快楽の階を上り詰めるように花芯をグラインドさせる。
その摩擦と、愛の蜜の熱さで、梨央はもはや喘ぐより他には何もできないほどの快美感を綾香に与えられる。
綾香もまた、梨央の滑らかで締まりの良い花芯に絡め取られ、快感を昂まらせ、梨央と共に一気に快楽の絶頂へと駆け上がった。
「…ああっ…！お姉様…！…イクッ！イッちゃう…！イッちゃ…」
「…んんっ…梨央…！私も…イ…ク…！…ああ…」
…そうして二人は同時に達し、身体を震わせ、硬く抱き合うと、共に意識を手離したのだった。