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真珠浪漫物語
第15章 Under The Rose
意識を取り戻した梨央は、自分を優しく見つめる綾香に抱きしめられていることに気づく。
…ネグリジェと下着も新しいものだわ…
梨央は顔を赤らめ、綾香に抱きつく。
「…お姉様…いつもごめんなさい…」
綾香はそんな梨央が愛しくて仕方がないように、抱き寄せ、髪を撫でる。
「いいのよ、梨央。梨央の世話を焼くのは私の趣味なんだから…」
「…お姉様…大好き…!」
二人は暫く硬く抱き合う。
ややして、綾香がゆっくりと物語を語るように話し始めた。
「…本当はね、怖かったの…。梨央とひとつになることが…」
「お姉様…?」
綾香は梨央の髪を優しく撫でながら、続ける。
「…ひとつになってしまったら…本当にもう後戻り出来なくなる。…美しく清らかな貴方の人生を汚してしまう…」
「…お姉様…!」
「だから…梨央に快楽だけを与えたかった。…綺麗なままの梨央でいさせてあげたかった…」
綾香は梨央を見つめる。
宝石のように美しく輝く瞳の中に、自分が映っていることに梨央はまだ慣れない。
…綺麗なのはお姉様なのに…。
「…でも…それは言い訳なの…。本当に怖かったのは…私が貴方に身も心も惹かれて離れられなくなること…。今だってこんなに梨央に惹かれているのに…ひとつになったらどうなるのか…それが怖かった…私は卑怯な人間なの…」
梨央は強い眼差しで綾香を見つめ返した。
「そんなことないわ…!お姉様が卑怯なんてありえない…!…梨央は嬉しい…。お姉様がそんなに梨央のことを思ってくださるなんて…嬉しくて嬉しくて…もう死んでも構わないほどよ…」
梨央の美しい瞳から、はらはらと無垢な涙が溢れ落ちる。
「…梨央…!…愛しているわ!もう離さない…!」
綾香が激情にかられて、梨央に激しく濃厚なキスをする。
「…んっ…!ああ…っ…お姉様…梨央も…梨央もお姉様を愛しています…お姉様に愛していただけて…梨央は幸せすぎて…どうにかなってしまいそう…」
泣きながら綾香のキスに応え、綾香の胸に頬を擦り寄せる。
「…可愛い梨央…愛しているわ…。例え、禁忌の恋だとしても…もう貴方を離さない…死ぬまでずっと…離さないわ…」
綾香は梨央を胸に抱きしめ、自分に誓うように囁いた。
「…離れないわ…永遠に…死ぬまで一緒よ…お姉様…」
…Under The Rose…
美しき薔薇の下には秘密が眠っている
…永遠に…
誰にも知られずに…
…ネグリジェと下着も新しいものだわ…
梨央は顔を赤らめ、綾香に抱きつく。
「…お姉様…いつもごめんなさい…」
綾香はそんな梨央が愛しくて仕方がないように、抱き寄せ、髪を撫でる。
「いいのよ、梨央。梨央の世話を焼くのは私の趣味なんだから…」
「…お姉様…大好き…!」
二人は暫く硬く抱き合う。
ややして、綾香がゆっくりと物語を語るように話し始めた。
「…本当はね、怖かったの…。梨央とひとつになることが…」
「お姉様…?」
綾香は梨央の髪を優しく撫でながら、続ける。
「…ひとつになってしまったら…本当にもう後戻り出来なくなる。…美しく清らかな貴方の人生を汚してしまう…」
「…お姉様…!」
「だから…梨央に快楽だけを与えたかった。…綺麗なままの梨央でいさせてあげたかった…」
綾香は梨央を見つめる。
宝石のように美しく輝く瞳の中に、自分が映っていることに梨央はまだ慣れない。
…綺麗なのはお姉様なのに…。
「…でも…それは言い訳なの…。本当に怖かったのは…私が貴方に身も心も惹かれて離れられなくなること…。今だってこんなに梨央に惹かれているのに…ひとつになったらどうなるのか…それが怖かった…私は卑怯な人間なの…」
梨央は強い眼差しで綾香を見つめ返した。
「そんなことないわ…!お姉様が卑怯なんてありえない…!…梨央は嬉しい…。お姉様がそんなに梨央のことを思ってくださるなんて…嬉しくて嬉しくて…もう死んでも構わないほどよ…」
梨央の美しい瞳から、はらはらと無垢な涙が溢れ落ちる。
「…梨央…!…愛しているわ!もう離さない…!」
綾香が激情にかられて、梨央に激しく濃厚なキスをする。
「…んっ…!ああ…っ…お姉様…梨央も…梨央もお姉様を愛しています…お姉様に愛していただけて…梨央は幸せすぎて…どうにかなってしまいそう…」
泣きながら綾香のキスに応え、綾香の胸に頬を擦り寄せる。
「…可愛い梨央…愛しているわ…。例え、禁忌の恋だとしても…もう貴方を離さない…死ぬまでずっと…離さないわ…」
綾香は梨央を胸に抱きしめ、自分に誓うように囁いた。
「…離れないわ…永遠に…死ぬまで一緒よ…お姉様…」
…Under The Rose…
美しき薔薇の下には秘密が眠っている
…永遠に…
誰にも知られずに…