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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第3章 出逢い

そんな私に彼は、ペコッと頭を下げると、ダンボールを回収しに行く。
テキパキと動く彼を目で追ってしまう。
熱心に仕事する人だなぁ。
何で今まで気付かなかったんだろう…。
そんな思いで彼をしばし見ていたけど、まだまだ仕事がある事を思い出す。
あ!こんなとこでサボってる時間なんて、ないんだった!
私は急いでドアを開き中に入ろうとした。
ドアを閉める時にチラッと彼を見ると、彼と瞳と瞳が合う。
ダンボールをパッカー車に入れながら、優しく微笑んで彼が会釈した。
私も軽く会釈をして、ドアを締めた。

