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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第16章 お揃い

「アズ…もう…ダメ…。」
「サラ…俺も…一緒にイこう!」
アズに激しく体を揺さぶられて、私の意識は薄れていく。
アズが優しく私の耳元で
「愛してるよ…。」
と囁いてくれたのを聞きながら、私は快楽の波に飲まれていった。
しばらくして、包み込まれるような温かいぬくもりを感じて、瞳を開けると、アズが私を抱き締めたまま、私の寝顔を見ていた。
瞳と瞳が合ってアズがクスッと笑う。
やだ…何だかすごく恥ずかしいよー。
そう思って瞳をそらすと、アズが私の顔を覗き込んできた。
「サラ…気持ち良かった?寝顔がすごく幸せそうで可愛かったよ。」
「ずっと見てたの?」
「うん!サラと泊まれる事はないから、寝顔見れるなんて貴重だからね。起こさずに、ずっと見てた。」
「恥ずかしいよ…。」
「なんで?すごく可愛かった。このままずっと眠らせたまま、いっそ帰らなければいいのにって、思ってたよ。」
「アズ…?」
「あぁ、やっぱり帰したくない。サラ…。」
私の髪に顔を埋めて、駄々っ子のように甘えながら、私を抱き締める。
こんな甘えん坊なアズは珍しい。
抱き締めるアズの手に私も手を重ねた。

