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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第16章 お揃い

今日も結局アズに車で家の側まで送ってもらっちゃった…。
今日は時間いっぱいまで一緒にいてもらったから、アズの帰りはかなり遅くなるのに…。
明日の朝も早いのに、申し訳ない気持ちになる。
「アズ、遅くまでごめんね。」
「ううん。いいんだよ。サラといる時間で俺は癒されてるんだから。」
「アズのお家、また今度行きたいな。」
「おう!次のデートはまた来る?」
「うん!行きたい!」
「わかった!また休み決まったら、連絡するよ。今日はプレゼントありがと。大事にするよ。」
私の肩に腕を回して、アズが私の体を引き寄せる。
お揃いの香水の香りが鼻をくすぐる。
アズとお揃いが増えた日。
それだけで、私は嬉しかった。
だから、余計にアズへの気持ちが加速しちゃうんだよ…。
いつものように、バイバイのキスはすごく甘く優しかった。
アズ…。
会うたび貴方への思いが強くなるのを、貴方は気付いていますか…?
この生活を捨てて、貴方の所へ行ってしまおうか…。
そしたら、貴方は本当に私を受け入れてくれますか?
今までと同じように私を愛してくれますか?
部屋に入ってお揃いのアンクレットを指でなぞる。
いっそ貴方に繋がれてしまいたいのに…。
アズ…愛してる。

