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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第17章 来客

たくさんアズに愛されて、愛を囁かれた私は、アズの腕枕でまったりとしていた。
温かいアズのぬくもりを感じながら、布団の中でアズに甘える。
アズの胸にスリスリしながら、くっついていると、何やら一階で声が聞こえた気がする。
……?
アズは1人暮らしで、家の中には、私とアズしか居ないはずなのに。
チラッとアズを見ると、気持ち良さそうに眠っている。
気のせい?
そう思いまたアズにくっついていると、今度はハッキリと聞こえた。
「青音!居るんでしょ?どこ?」
………!!
女の人の声だ!
私は急いでアズの体を揺すった。
「アズ!誰か来たよ!女の人!上に上がってくるよ!」
「えっ?誰だよ?」
怪訝そうにアズが言って、体を起こして、私の方をチラッと見た。
「青音?まだ寝てんの?入るわよ!」
明らかにドアの前にいるその人の声。
私は咄嗟に布団の中に身を隠した。
その瞬間、寝室のドアが勢いよく開いた。
「おはよ!」
元気な女の人の声が、部屋に響いた。

