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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第17章 来客

結羽さんが帰った部屋には、また静けさだけが戻ってきた。

アズは息子さんが書いた手紙を封も開けずにただ、見つめている。

何だかこの場にいてはいけない気がして、アズに声をかけた。


「アズ…先にキッチンで、ご飯作ってくるね!」

「サラ…気を使わせちゃって、ごめんね。」

「ううん。大丈夫だよ。お昼ご飯作って待ってるね。」

「ありがとう…。」


私は洋服を着てキッチンへ向かった。

今アズは、結音君からの手紙を読んでるはずだ。

息子という存在。

それはすごく大きな存在なんだと思う。

アズと結羽さんは、結音君という子どもによって、離婚しても繋がりがある。

私と涼には、子どもがいないから、離婚したら繋がりなんて何もなくなる。

本当に他人同士になっちゃうんだね…。

子どもの存在って、やっぱりすごいんだね…。

料理をしながらも、ずっと私の頭の中には、結羽さんの言葉がグルグル回っていた。


『私と青音はもう他人だけど、結音にとって貴方は、たった1人の父親なのよ。』


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