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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第17章 来客

私の頭をポンポンとアズが撫でる。


「ごめんね。すぐ終わるから、しばらく一緒に聞いてて。」

「うん…。」


こうして、私はアズとアズの元奥様の話を裸で聞くという、変な状況になってしまった。

でも、ここからの二人の会話は、本当に重要な事で、これからのアズとの関係を考えるきっかけになっていくのだけど…。


「で、結音は何で入院したんだ?」

「喘息が悪化しちゃったのよ。この時季はやっぱりだめね。で、入院中に貴方に会いたいから、これを渡してくれって、頼まれたのよ。」


結羽さんが、アズに手渡したのは手紙で封筒には可愛い文字で『パパへ』と書かれている。

アズはそれを受け取りジッと見つめていた。


「私と青音は、もう他人だけど結音にとっては、貴方はいつまでもたった1人の父親なのよね。」

「…そうだな。」

「会うも会わないも、貴方の好きにして。私と青音の離婚は、結音には関係ない事だから。封筒の中に病院と病室が書いてあるから。じゃ、私は帰るわね。」

「結羽…!」

「なーに?」

「結音はいつ退院だ?」

「2週間は入院してると思うけど…。」

「わかった…。ありがとう!」


瞳と瞳が合った結羽さんが、優しくクスッと笑った。


「邪魔してごめんなさいね!青音をよろしくね!」


そう言うと、振り向く事なくドアを閉めて、結羽さんは帰って行った。

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