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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第18章 突然の別れ

サラのいない部屋で、俺はサラから貰ったアンクレットのついた自分の足を見つめていた。
どうしたらいい?
サラを失いたくない。
このまま終わる事なんてできない。
きっとサラは、出てくれないだろうけど。
そう思っていても、いてもたってもいられなかった。
スマホを出してサラに電話をかけてみたけど、やっぱり出ない…。
何度かけても、やはりサラは電話に出てはくれなかった。
読むかわからないメールをうった。
『サラ、さよならなんて言わないで。俺はサラを失うなんて嫌なんだよ。だから、ちゃんと会って話そう。一方的に別れを告げないで!もうこんな思いは、嫌なんだ!』
サラ、頼むよ!
メールを読んで返事をして!
一方的に大切な人から、別れを告げられるのは、もう嫌なんだよ…。
サラ…。
愛してるんだ…。
誰よりも…。

