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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第4章 きっかけ

その日私は、いつものようにPM2時に空箱を持って、外へ出た。
パッカー車はもう来ていて、お兄さんがテキパキと、ダンボールを運んでいた。
忙しそうだから、また空箱が出たらまた外に行こうと思い、1度バックヤードに戻る。
外にまた出ようとすると、ドアの側にある紙が入ったゴミ箱の整理をお兄さんがしていた。
わっ…どうしよう。すごく近い。
こんな近くで見るのは初めてで、ドキドキが止まらない。
お兄さんの後ろを通ろうとした時、急に声をかけられた。
「ねぇ?これって、いつから中のビニール袋入れなくなったの?」
「えっ?」
いきなり話し掛けられたのもだけど、いきなりタメ口だった事にも、ビックリする。
なんか話すと、見た目の雰囲気とはちょっと違うかも…。
正直そう思ってしまった。

