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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第21章 甘い5日間

「んっ…くすぐったいよ。…あっ!」
軽くキスしていたアズが、最後は強めにそこに吸い付いた。
「アズ…?」
「…大丈夫、あとはついてないよ…。」
そう言ったアズの声は、何だかいつもより掠れていて、多分そこにアズが咲かせた花が、出来たんだろうなって、私は確信していた。
家に帰って涼がそれを見つけてしまっても、私はそれでもいいと思った。
もう、アズとの関係を涼に知られてもいいと思ったから。
アズには迷惑を掛けてしまうと思うけど…。
でも、何があってもアズはきっと私を、守って愛してくれると信じているから。
「アズ…もう離れないでね。」
「それは、俺のセリフだよ。もう、サラが別れたいって言ったとしても、俺はこの手を離さないからな。」
そう言って、アズが私の手を優しく握った。
アズの温かくて大きな手。
いつも私を優しく愛してくれるアズの手。
私も絶対に離さないから…。
ずっと…。
ずっと…。

