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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第21章 甘い5日間

アズと過ごす時間は、あっというまに過ぎていく。
気づくと、もう3日が過ぎていて、今日明日を過ごしたら、約束の5日間が終わる。
アズの溺愛というほどの献身的な看病のおかげで、私はすっかり元気を取り戻していた。
職場にも電話して、来週からまた働きに行く事になった。
涼も出張先から電話をくれて、3日後の夜には帰って来るとの事だった。
「サーラ?今日は、外に散歩に行こうか?少しは外出て、動かないとね。」
食器を洗っていると、アズに後ろから抱きしめられた。
3日間、この腕にたくさん抱き締められた。
不安な気持ちを消すように、安心させてくれるアズの腕の中。
私が一番、居心地のいい場所なんだ。
ホッとするのは、もちろんだけど、ありのままの自分でいられる場所。
チュッ…
チュッ…
抱き締めたまま、私のうなじにアズが、キスをしている。

