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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第26章 愛し合う二人

アズの言葉が私の不安を取り除いてくれる。

このままアズと一緒になれるのだろうか?と、ずっと不安だった。

また好きだけど、別れなくてはいけないのかとも思った。

ホッとする私をアズは、優しく抱き締めてくれた。

その腕の中は、本当に暖かくて、胸に顔を当てれば、トクンと聞こえるアズの心音がより安心感を与えてくれる。

好き…。

どうしようもないくらい、アズの事が好き…。

好きと言う言葉だけでは、表せないくらいに。

私の髪を撫でるアズの手がゆっくりと、私の頬に触れると、そのまま顔をあげる。

スッとしたアズの涼しげな瞳が細くなり、目尻が下がった。

そんな優しいアズの瞳も、私に安心感を与えてくれる。

アズの瞳が柔らかに揺れて私を見つめている。

穏やかな甘い時間が二人の間を流れていく。

近付くアズから香る、メンソール系の煙草の香りすら愛しい。

アズ…。

もう貴方以外、見えない。

アズの何もかもが愛しいから。

貴方を私だけのものにしたい。

そんな欲求が今まで以上に募っていく。


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