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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第5章 近付く二人

お兄さんの色々な事を知り始めた頃、私達の関係は一気に近づいていく。

年齢が同じだった事で、いろいろと話が広がり、いつの間にか、今度ご飯に行こうという話になり、お兄さんから、携帯番号を書いた紙を貰った。


パッカー車に乗り、紙に番号を書いて


「はい、これ。ここに連絡して。時間はいつでも平気だから。」


そう言って渡された連絡先。

そこに書かれた手書きの番号を見て、思わずクスッと笑ってしまった。

お兄さんの字は、なんだか子どもみたいな可愛らしい字だったから。


そういえば、お互いの名前も知らないのに、連絡先を貰って会う約束をしたなんて、今考えたら順序がおかしい。

でもこの時は、そんな事は全然気にならなかった。
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