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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第29章 出された条件

アズと涼が会って話し合いをした事を、私は職場でアズから聞いた。

涼との約束の一週間まで、アズは私と会わないと言っていたけど、その約束の一週間は明日で、涼はまだ一度も家に帰って来ていなかった。

アズはすっかりと、涼を信じている様子だったけど、どうするつもりなのだろうか…。

相変わらず連絡を入れても、涼からの返信はなくて、このまま帰って来ないのではないかと、不安に思っていた。

仕事が終わり家に帰ると、久しぶりに玄関に涼の靴があった。


あっ!帰って来たんだ!


急いで部屋に入ると、キッチンから涼が顔を出した。


「紗蘭、お帰り。もうすぐ飯出来るから、食べながら話そう。」

「りょうぅーっ!」


久しぶりに見た涼は、今までの優しい涼に戻っていて、ホッとして涼に抱きついた。


「ごめんな。嫌な思いさせて、勝手に出て行って。」

「ううん。私がいけないの。涼は何も悪くないから。帰って来てくれて、ありがとう。」

「もう大丈夫だから、夕飯食べたら、これからについて、ちゃんと話そう。」

「うん…ありがとう。」


そう言ってくれた涼だけど、私は抱きついた時に、しっかりと感じた。

涼…すごく痩せた。

仕事忙しいのに、私の事できっと疲れてしまったんだ…。

相変わらず、優しくしてくれる涼に、私の胸が激しく痛んだ。


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