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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第30章 PM2時の君

家に帰ってから、俺は星野さんからの封筒をあけた。
そこには、星野さんの所だけ全部記入してあり、判子もおされている離婚届が入っていた。
『久遠さん。二年後もし紗蘭が君の所に戻ってきたら、紗蘭の欄を記入して、これを提出してください。星野涼』
一緒に入っていたメモには、そう書かれていた。
やはり星野さんは、約束を破る事はなかった。
二年後、どうなるかは、サラ次第って事か…。
これからの二年でサラが、星野さんと俺のどちらを選ぶのかは、わからない。
俺も星野さんも、同じようにサラを愛している。
それはきっと二年後も変わらない。
サラ、君がどんな結果を出したとしても、俺はずっと君を愛しているよ。
これからも、ずっとね。

