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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第6章 初デート

「サラ、隣り座ればいい?」
「うん!あ、アズ!こちらは、渚さんと海音さん。」
「初めまして!久遠青音です!よろしくお願いします!」
「よろしく!!」
渚さん、海音さんにアズが挨拶して、握手をする。
それを見ていた私は、それどころではない。
だって、アズの本名って、“くどうあずむ"っていうんだ…。
「アズム君と、サラちゃんは付き合ってどのくらいなの?」
渚さんがいきなり爆弾をぶちこんできた。
「あっ…それは…。」
私の言葉の続きを遮るように、アズが口を開いた。
「これから恋人になりたいなって、とこなんですよ。俺は狙ってるんですけどね。」
そう言って私の方をチラッと見て、パチンとアズがウインクした。
この場のノリで言っただけだって分かってるけど、ドキドキしちゃう…。
アズって、こういう感じのキャラなんだ…。
普段は仕事着しか見た事ないけど、私服はずいぶんと若い感じ。
少しヤンチャな感じがあるけど、そんなアズもいいなぁ。

