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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第6章 初デート

渚さんと海音さんも、優しく私達を見て微笑んでくれていた。
二人には、私達が普通のカップルに見えるのだろう。
ごめんなさい…。
心の中で呟いた。
私が既婚者である事を唯一知ってる希ちゃんだけが、心配そうに私を見ていた。
そんな感じで罪悪感を感じつつも、4人で楽しくランチタイムを過ごした。
「サラ、じゃそろそろ行こうか。」
「うん。希ちゃん、お会計して。」
「渚さん、海音さん、また一緒に飲みましょ。」
「オッケー!またね!」
「アズム君、頑張ってねー。」
「はいっ。」
そんな会話をして、支払いを済ませて外に出る。
車をとりに行ったアズを待っていると、希ちゃんが来て心配してくれた。
「サラちゃん、ちゃんとアズム君に伝えた方がいいよ。本気にならないようにね。」
「うん、わかってる!ありがとう。」
「お節介かもだけど、不倫なんていい事ないからね。」
「うん。気をつけるよ…。今日はありがとう。また来るね。」
アズがお店の前に車を付けてくれたので、その車に乗りこんだ。

