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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第7章 迷い

「サラ…。」


名前を呼ばれて、その男性を見ると、そこにはアズがいた。


「こんなとこで、俺といるの誰かに見られたくないでしょ?だから、早く乗って。」


誰かに見られたくないなんて、意味深な事を言うアズ。

でも、実際職場の人に旦那さん以外の人と一緒にいるのを、見られるのはマズイ。

私は促されるまま、アズの車に乗った。

車の中でアズは私の手をギュッと握って片手でハンドルを握る。

前を向いたまま優しい声で、私に話し掛けてきた。


「突然待ち伏せしてごめん。電話もメールも出てくれないし、職場でも話せないから、ゆっくり話したくて、強行突破しちゃった。」

「うん…私が悪いんだよ。ごめんね…。」

「この前のデートで俺の事嫌いになった?それで俺を避けてるの?」


いつも以上に掠れた声で悲しそうにアズが言った。


「ううん。違うの…。」

「俺の事は好き?」

「うん…好き。でもね、私ね…。」


私が下を向いて言葉につまると、アズが車を停めて、私が言いたかった事を言った。


「結婚してるの!でしょ?」


驚いて顔をあげると、アズが私の頬を触りながら、優しく微笑んだ。


「わかってたよ。」

「何で…?」


私の左手の薬指を触ってアズが答えた。
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