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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第7章 迷い

次の日、私は職場でアズに結婚してる事を伝えようと、パッカー車を待っていた。
PM2時を過ぎても来ない…。
今日はオジサンかな?
PM2時半を過ぎると、パッカー車が来たけど、ドライバーはやっぱりオジサンだった。
今日ハッキリと伝えようと思ってた分、オジサンだった事で力が抜けていく。
またズルズルと伝えずに、アズを無視してしまいそう…。
アズは何も悪くないのに…。
次はいつ会えるかな…。
これから先もアズとは、職場で顔を合わせるから、メールとかじゃなくて、ちゃんと会って伝えたいと思ったんだけどな…。
モヤモヤとした気持ちのまま仕事をして、定時にお店を出ると、従業員出口の前の道路にアズの車と同じ車が停まっていた。
その車を見たら、アズを思い出して、急に寂しくなってきた。
この前まで、あんなに楽しかったのに…。
そんな事を思っていたら、目の前の車から、男性が出てきた。

