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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第8章 動物園

旦那さんを送りだし、家事を全てこなしてから、アズからの連絡を待つ。
可愛い洋服を着て、しっかりお化粧して…。
少しでも、可愛い自分を見てもらいたいから、出来るだけの努力をする。
そういえば、結婚してから、こんなに出掛けるのに、ドキドキする事、なかったなぁ…。
肌や体型などは、気にしたりしているけど、こんなに誰かの為に、綺麗にしたいと思う事って、なかったかも…。
鏡の中の私は、自分でもわかるくらいに、キラキラしていた。
恋をするって、やっぱり綺麗になるんだ…。
何だか初恋の時のような、甘酸っぱい気持ちを思い出す。
デートだけで、こんな緊張したりワクワクしたりするなんてね…。
何だか学生の頃が、懐かしいなっ。
そんな事を考えていたら、アズから
『着いたよ。焦らずにおいで。』
と、メールが届いた。

