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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第8章 動物園

「ねぇ?アズは動物は何が好きなの?」
「うーん。ライオンかな?」
「うんうん、ライオンもいいよね!アズは涼しげな目元とか肉食な感じが、ライオンぽいね。」
「それは、遠回しに俺を誘ってんの?」
「えっ?」
口角を片方だけ上げて、アズが私を楽しそうに見つめる。
そういう意味で言ったんじゃないんだけど…。
「小動物のサラは、ライオンの俺に食べられちゃうって事だろ?ま、あながち間違ってはいないけどね。」
グイッと腕を引っ張られて、アズが私の耳元で囁く。
「後で美味しくいただきますっ。」
「アズのバカッ…。」
「アハハ。サラは可愛いな。」
恥ずかしくて赤くなる私を笑いながら、二人手を繋いで動物を見て行った。

