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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第9章 繋がる体

船みたいだったり、お城みたいだったり、旅館みたいだったり…。
外観はどこも皆、綺麗で部屋の内装やサービスも色々みたい。
「こんなにあると悩むなぁ。サラは、どんなとこがいい?」
「普通のとこでいいよ…。」
「今日は時間もないしな、普通な感じで綺麗なとこ入ろうか?」
「うん…。」
結局一番近くにあった、綺麗な外観のラブホにアズが車を入れた。
車を降りて、中へ入る。
部屋の内装が載ったパネルを選ぶ。
「シンプルなとこでいい?」
「う、うん!」
アズに急に話し掛けられて声が裏返ってしまった。
そんな私の肩をアズが抱き寄せた。
「そんなに緊張しないで…。大丈夫だから…。」
アズの優しい声に少しだけ気持ちが和らいだ。

