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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第11章 不安な心

「サラは、この辺出身なんだよね?」
「そうだよー!海の公園もよく遊びに来たよ。」
「サラには、思い出の場所なんだね。」
「うん!でも今日アズと来れて、また思い出が増えたよ。ありがとね。」
「サラの思い出の場所に俺との思い出も、追加されて嬉しいよ。今度はあそこの水族館も行こうな。」
「うん!約束だよ。」
海の公園から見える水族館のジェットコースターを見ながら、二人で微笑んだ。
思い出の地に、アズとの思い出が増えていく。
その約束が果たされる事は、ないかもしれないけど、今はその約束が、二人の未来を繋いでいるようで、すごく嬉しかった。
ゴールのない私達の関係に、未来なんてあるのか、誰もわからないから。

