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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第11章 不安な心

さっきまで、あんなに楽しかったのに…。
自分が勝手にアズを疑って、辛くなっているだけなんだけど、どうしても不安に感じてしまう。
隣りを歩くアズが、私の手をギュッと握った。
「家に着いたら、ゆっくり話そう。ちゃんと、サラが不安な事は俺に言って。不安が取り除かれるように、俺はちゃんと聞くから。」
「ごめんね。アズ。」
「何も隠す事はないから。ちゃんと解決していこう!」
アズの笑顔に少し心が晴れた。
そうだよね…。
私達はまだ、お互いを知らなすぎる。
だからこそ、ちゃんと話さなきゃだよね…。
アズの事もいろいろと知りたい。
不倫だとかそんなの関係なく、普通の恋人同士みたいに、お互いの事を知らないと上手くいかないと思う。
私は一体どこに向かってるんだろうか…?
涼もアズも、どちらも好き…。
欲張りで自分勝手な私…。
どちらかを選ばなければならなくなったら、私はどちらを選ぶのだろうか…?

