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報酬
第1章 日常
「坊や...。そろそろ起きなさい。私の可愛い坊や...」

誰?誰だよ...こんなオヤジに向かって坊やはないだろーが...
でも...なんでだろう?悪くねぇなぁ...母親もそんな風に呼んでたのかなぁ...。
はは...まさかな...記憶もねぇのに...変態か?オレは...

「そうよ...坊やは可愛い変態さん...ママの声でこんなにおちんちん膨らませて...ママの事、ホントは大好きなのよね?...ふふふ...」

ふざけるなよ!今更何を!バカな!

「ふざけてなんていないわよ...坊や。だってほら...坊やのおちんちん...ママにナデナデして欲しくてピクピクしてるのよ?...ふふふ...大好きよ...坊やのおちん...むぐっ...ひん...じゅる...。」

やめ...うぐ...!はぅ!

理性から来る嫌悪感と裏腹に、熱く芯が注がれたオレの肉塊がそれよりも熱い「モノ」の中で本能を剥き出しにして膨れ上がるのがわかった。

やめろよ!やめてくれよ!母さん!
ふぐぅ!...あああぁぁ!

「やめないわよ...ふふふ。坊やの全部...ママにちょうだい。そしたら、ママが貴方の望み...ちゃんと叶えてあげる...」

やめろーーーーー!

突然視界が開けた。

いつものモルタルの天井...オレのアパートなのか?...少し黄ばんだタバコのヤニ...間違いない。オレの部屋だ。

この埃と汗の混ざった男臭い部屋。
心臓が異常な速さで躍動している。

はは...やっぱり夢だった...

「悪い夢だなぁ...妙にリアルで...でも気持ちよくて...夢とは言え、相手がバケモノとはいえ...初体験出来たしなぁ...まだちんぽが熱い...夢であんなに射精したのにまだ...はぁ...はぁ...あふぅん...ああぁぁ...」

「らからぁ...じゃる...ひゅめらないって、ひってうのに...じゅぼぽ...」

うわぁぁーーーーーー!

驚愕と恥ずかしいほどの絶叫と共に大量射精をしていた。
いや...射精ではない...むしろ夢精だ。

「ごくっ...ごく...はぁーーー!美味しいのぉ!
!」

そいつはこの世のものとは思えない美しい笑顔で笑った。

おそらく目にした誰もがその美しいさの虜になるだろう。汗ばんだ肌や栗毛も、高揚した肌も、人とは思えない奇跡的な体も。

そう、まさにそれは人ではなかった。
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