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わけありっ、SS集!
第5章 痴女お姉さんと僕

「やっぱり……あたしには雪女の才能はないのかえ。声だって高すぎるから、凄んでも迫力は出ないし、おっぱいも小さいんじゃ。そもそも色気が足りん。性欲が一番高まるはずの年頃の男ですら、あたしに誘惑されない……。なぜじゃ。仲間たちはみんな、老若問わず男たちの精液を搾り取って美しさを保つ糧にしているというのに……」
「………………」

 せ、設定かな。

「あの……」
「もうよい、おまえに用はない……」
「あのっ……」
「なんじゃっ! 目障りじゃっ! とっとと帰れっ」

 ぴしゃりと投げつけられて、僕の体もびくりと震える。
 帰れ、と言われてふと思った。そういえば僕はどうしてここに……。
 改めてまわりを見渡すと、そこは洞窟の中だった。人工色のまるでない岩ばかりの場所に、松明の明かりが二つだけ。
 こんな場所、僕の知ってる限りでは無い。
 ……コスプレイヤーさんの撮影場所かな。
 帰れと言われても、家までの道もわからないし。
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