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第7章 告白
居心地の良い、智也の腕の中。


「智…也…、俺…」


「黙ってろ。病院着いたら聞いてやるから」


「…お前がいないと…寂しい…」


「……………」


「智也がいないと……不安になる…」


四六時中落ち着かない自分。社内で出会わないかと親友を毎回探し続け、アパートからも部屋を何度も覗いた。


「智也っ……もう…独りは嫌だっ…!」


転校を繰り返し、まともに出来た友達は一人もいない。
中学でようやく落ち着いた新天地でも馴染めず、一人孤立していた慧吾に声を掛けたのは智也だった。



『一緒に帰ろぅぜ』



近所に越して来た新しいクラスメイトは、いつも一人で外を眺めていた。
その横顔が寂しそうで、何故か放っておく事が出来ず、智也から声を掛けた。
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