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第7章 告白
寂しがり屋のくせに強がり。そんな親友から離れずにいたのは自分だ。
「俺だって寂しかったよ…。お前がいないと落ち着かない」
「智也…」
遠くからサイレンが聞こえる。
「…慧吾…。落ち着いたら俺の話…聞いてくれないか?」
「え…」
「どうしても…伝えたい事がある…」
バタバタと駆け上がってくる救急隊員に任せると、智也は自分の部屋に戻った。
「これで…終わりにしよう…」
【転勤辞令書】
本社から急な異動が言い渡され、念願の昇進が決まった。
だが、それは大好きな親友と離れ離れになる事を意味する。
これを期に、全て終らす覚悟を決めた。
「俺だって寂しかったよ…。お前がいないと落ち着かない」
「智也…」
遠くからサイレンが聞こえる。
「…慧吾…。落ち着いたら俺の話…聞いてくれないか?」
「え…」
「どうしても…伝えたい事がある…」
バタバタと駆け上がってくる救急隊員に任せると、智也は自分の部屋に戻った。
「これで…終わりにしよう…」
【転勤辞令書】
本社から急な異動が言い渡され、念願の昇進が決まった。
だが、それは大好きな親友と離れ離れになる事を意味する。
これを期に、全て終らす覚悟を決めた。