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第2章 拒絶反応
無理に布団をひっぺがそうとする智也の手を押さえ付ける担当医は、
「これには訳があるんだ!」
非力ながらも、智也を何とか制した。
「彼は今、信じがたい症状に苦しんでるんだ!」
「だからっ!なんなんだよ!?」
「……慧吾君…。智也君に全部話すからね?」
その言葉を聞いて一瞬、身体を丸めて姿を隠す慧吾は、前の慧吾じゃないんじゃないかと思った。
見せる事が出来ない位…酷い事になっているのでは…。
そんな不安で胸が苦しくなり、ギュッと痛くなった。