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向日葵
第10章 人妻の彼女
「貴女を愛してる…」

 私は葉月の性器を舐めた。
穢れているというのなら、全部その穢を吸い取ってあげる。

 「あっ、すみれ……あなたの舌が……好きよ…あっ、うっ、ああああああああ……」

 貴女は乱れる。

 私の舌は、朝顔の蜜に吸い寄せられ、甘く蕩けていく。
どんどん分泌されてゆく蜜を残らずに吸いつき、この匂いと味を噛み締めた。

 ペニスがなくても、愛し合える。
仰け反りながら、貴女は私の愛撫に応えた。
柔らかい乳房に手を伸ばし、ツンと勃つ乳首を指先で捏ねて、貴女を私の世界へと誘う。

 「ふぅ……あっ、あっ!……あっ、すみれ!……うっ……」

 悶えなさい!
全身で…

 夫には魅せない、妖艶な淫を私にだけ魅せない!
恥じらいと己の性に正直になりなさい!

 貴女の充血して膨らむ蕾に唇を寄せ、舌先で突きながら開花を待つ。

 素直な性に喘ぎ、悶え、欲望を剥き出した貴女は美しい。

 堕ちるなら、一緒に堕ちてあげる。

 貴女を愛しているから……

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