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向日葵
第12章 ラストラブレター
 八月十一日 午前五時四十分
二千八百グラムの女の子を産みました。
母子が同じ誕生月っていうのも運命的だと思いませんか?

 名前は向日葵と名づけました。
キラキラネームと笑われちゃうかな?
でも、ちゃんと願いを込めてつけたんだよ!

 向日葵の花言葉は、私はあなただけをみつめる。あなたは素晴らしい。あなたを幸せにする。
愛慕や崇拝、光輝、情熱など、希望に満ち溢れた意味を持ち合わせてます。

 私の好きな人も、花の名前でした。
そっと花言葉を調べてみました。
温順、謙虚、控え目、無邪気な恋、純潔・誠実、控えめ

 『あぁ、あの人そのものだ』と妙に納得してしまい、益々愛しくなってしまうのも、二人だけの秘密にして下さいね。

 娘の向日葵にも、花言葉の様な子になって欲しいと願いました。

 一度は好きな人の元に走ろうとしたのに、それを止めたのは小さな命の芽生えだったかもしれません。

 でも、後悔はしない。

 母となる運命を受け入れ、この世に誕生させて、陽だまりの道へと導くお手伝いをしたいと思いました。

 娘の誕生と共に愛が溢れました。
いっぱい、いっぱい溢れ出した。


 そんな気持ちにさせてくれた恋とあなたの物語は、私の永遠なんです。

 本当に有難う御座います。

 陽だまりの猫さんの一番のファンであり、幸せを心より願ってます。

 瓶から溢れ出た想いをそっとあなただけに打ち明け、また蓋を閉じます。

 永遠に影を落としてはいけない。

 陽だまりの中で、愛しい人を膝に抱き、頭を撫でて、相思相愛を貫ける来世を夢見て今をしっかりと生きてゆきます。


 Love forever



 月の涙

 

 
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