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向日葵
第1章 愛を契る
「驚いちゃうか…」
葉月は独り言の様に呟く。
あっという間に15階に着き、エレベーターを降りた。
私は葉月の後を追う。
葉月は部屋を開けて、『上がって』と声を掛けた。
大理石で造られた玄関に私の安っぽい夏サンダルは似合わない。
身分違いを染み染みと感じながらも、私は葉月の言う通りにした。
リビングに通されて更に驚いたのは、『セレブです』と言わんばかりの高級家具に囲まれていて、息を飲む程自分には場違いな素敵な場所に居たのだから。
そこはまるで、ドラマや映画などの撮影でお金持ちのリビングとしてのロケのセットにもなりそうなくらい豪勢な空間だった。
リアル金持ち=全ての物に高級思考
を目の前で見たのは初めてだった。
「すみれちゃん、好きなとこに座って!
コーヒー、紅茶、お茶、オレンジジュース、ビール、ワインならあるけど何がいい?」
「オッ、オレンジジュース頂ける?」
間抜けでうわずった声で返事をした事は今でも覚えている。
葉月は独り言の様に呟く。
あっという間に15階に着き、エレベーターを降りた。
私は葉月の後を追う。
葉月は部屋を開けて、『上がって』と声を掛けた。
大理石で造られた玄関に私の安っぽい夏サンダルは似合わない。
身分違いを染み染みと感じながらも、私は葉月の言う通りにした。
リビングに通されて更に驚いたのは、『セレブです』と言わんばかりの高級家具に囲まれていて、息を飲む程自分には場違いな素敵な場所に居たのだから。
そこはまるで、ドラマや映画などの撮影でお金持ちのリビングとしてのロケのセットにもなりそうなくらい豪勢な空間だった。
リアル金持ち=全ての物に高級思考
を目の前で見たのは初めてだった。
「すみれちゃん、好きなとこに座って!
コーヒー、紅茶、お茶、オレンジジュース、ビール、ワインならあるけど何がいい?」
「オッ、オレンジジュース頂ける?」
間抜けでうわずった声で返事をした事は今でも覚えている。