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向日葵
第1章 愛を契る
私達が辿り着いたのは、海が目の前に見えるリゾートホテル。
ゆっくり、二人きりで過ごしたかった。
綺麗な景色を眺め、一緒に過ごす時間を長く求めた。
車を停めてホテルに入る。
ホテルの従業員達が挨拶をし、笑顔で出迎えた。
私と葉月の事は、仲の良い女友達の夏の旅行と思う事だろう…
まだ、社会に出て三年程しか経ってない私達。
同い年の私達は共に二十五歳。
二十五歳といえば、結婚を意識する女性も居る。
結婚を決めたり、既に家庭を持つ女性も居る。
だが、まだまだ働いていたい、自由で居たいとか、彼氏は欲しいが縛られたくないなど、我儘に過ごす年頃なのではないか……?
私と葉月は前者でもなく後者でもない。
私達は普通の女性とは感性そのものが違う。
年頃になれば、異性を意識するのが当たり前なのだろう。
中には、男性を苦手とし、恋愛そのものに興味のない人も居るだろう。
世の中には、いろんなモラルや生き方がある。
そんな世の中で私と葉月は彷徨う。
私達が意識をしたり、好意を持つのは同性だった。
きっと、この先も変わらない。
普通とか当たり前などという言葉や常識など、世界に生きる事を強いられ、そんな自分をひた隠しにしながら生きてゆく。
同じ性を受けた者を愛してゆく。
それが、己に課せられた運命なんだとしたら、逆らわずに生きてゆく。
ーーそして、私は葉月に永遠の愛を誓い、この旅行を決行したのだ。
この決意を堅く結ぶ旅でもあった。
ーー例え、どんな事があろうともーー
ゆっくり、二人きりで過ごしたかった。
綺麗な景色を眺め、一緒に過ごす時間を長く求めた。
車を停めてホテルに入る。
ホテルの従業員達が挨拶をし、笑顔で出迎えた。
私と葉月の事は、仲の良い女友達の夏の旅行と思う事だろう…
まだ、社会に出て三年程しか経ってない私達。
同い年の私達は共に二十五歳。
二十五歳といえば、結婚を意識する女性も居る。
結婚を決めたり、既に家庭を持つ女性も居る。
だが、まだまだ働いていたい、自由で居たいとか、彼氏は欲しいが縛られたくないなど、我儘に過ごす年頃なのではないか……?
私と葉月は前者でもなく後者でもない。
私達は普通の女性とは感性そのものが違う。
年頃になれば、異性を意識するのが当たり前なのだろう。
中には、男性を苦手とし、恋愛そのものに興味のない人も居るだろう。
世の中には、いろんなモラルや生き方がある。
そんな世の中で私と葉月は彷徨う。
私達が意識をしたり、好意を持つのは同性だった。
きっと、この先も変わらない。
普通とか当たり前などという言葉や常識など、世界に生きる事を強いられ、そんな自分をひた隠しにしながら生きてゆく。
同じ性を受けた者を愛してゆく。
それが、己に課せられた運命なんだとしたら、逆らわずに生きてゆく。
ーーそして、私は葉月に永遠の愛を誓い、この旅行を決行したのだ。
この決意を堅く結ぶ旅でもあった。
ーー例え、どんな事があろうともーー